波兎文皿写し

 先日、専修大学のサテライトキャンパスで「有田職人尽し」の研究展示を見ました。創業400年となる有田焼の制作過程などを、有田の職人たちの聞き書きで紹介されています。また昨年、発行された冊子(『窯業聞き取り調査概要報告』専修大学文学部人文・ジャーナリズム科)には、職人たちの日頃聞けないことや作業・技術、そして健康管理なども、こまめに書かれており、制作過程を知るだけでなく、職人のものつくりの姿をよく知ることができます。

    胝のつれなく見へし轆轤ひき   ( 寥和 ) (『俳諧職人尽』)

      (注)胝(ち)とは「あかがり=あかぎれ」のようなものか?
         胼胝(べんち)=「たこ」と言われるものか?

      径:17.5cm