唐楓

     
 

 「唐楓(トウカエデ)」は、別名「三角楓」とも呼ばれています。
「カエデ」は「モミジ」と同じ「カエデ属」の植物です。その違いは葉の切れ込み数、切れ込み具合によって区別しています。葉が5つ以上に切れ込んで掌状のものを「モミジ」、それ以外のトウカエデ(切れ込みが3つのもの)などを「カエデ」と呼んでいます。 
 名前の「唐」は中国から来た種から、「カエデ」は、葉の形をカエルの手に例え「カエルデ」さらに「カエデ」と訛ったと言われています。
 カエデに「楓」という字をあてて書きますが、「楓(フウ)」はマンサク科の植物名で異なる植物です。

    


    掃きよせて時雨の音を聴く落葉    ( 井月 )   (『井月句集』岩波文庫



  焼締三角瓶 高さ:26.1cm