寸胴花入(5)朝鮮唐津

 初秋に黄色で小さな花を咲かす女郎花、その名の由来は、はっきりしていませんが、小さな愛らしい花を「粟飯」に見立てオミナメシ「女飯」と言ったのが語源と言われています。
「女郎花」という漢字が当てられるようになったのは延喜年間頃と考えられています。

     秋かぜをかづきてふせり女郎花 ( 暁台 )  (『暁台句集』)

     反りかえる程哀れなり女郎花  ( 成美 )  (『成美家集』)

     夕立やけろりと立ちし女郎花  ( 一茶 )  (『七番日記』)


高さ:17.3cm・径:7.5cm