酒盃(3)鉄絵盃

 
ある本によると、日本酒の種類によって酒器を合わせると良いそうです。
例えば、薫酒(大吟醸吟醸系)は、口が広く上に広がったラッパ型が良く、爽酒(普通酒本醸造)は飲み切りの小さなサイズの器、熟酒(古酒、長期熟成酒)には、重厚感のある美しい色調の器,醇酒(純米酒)は、最も日本酒らしさが味わえるので、和風の器が良く合うということです。

   盃は預けおくなり冬の梅 ( 高井几董 )   (『井華集』)
           
       (注)高井几董(1741〜1789)江戸時代中期の俳諧師
      
      口径6.0cm・高さ5.4cm・高台径2.3cm・重さ70g