草花(2)

 この花は春の七草のひとつ「はこべら(はこべ)」です。
道端などで咲いている白い小さな花です。
余りにも小さいので知らないで踏んでしまうこともあります。
 花びらは5枚ですが、1枚の花びらの中央が基部まで深く裂けているので
花びらが10枚のように見えます。


  万代をたのむ岩根のはこべかな   ( 荷兮 )

       (注)山本荷兮(1648-1716)は、江戸前期の俳人



  白磁一輪挿