鶺鴒


 散歩の途中に突然、足元に飛んで来た鶺鴒。餌を求めるのか人懐かしい動きをしていました。
 鶺鴒は神話の時代から馴染みの深い鳥で、いつも尾を上下に振って石や地面を叩くように見えるので
「石たたき」「庭たたき」「岩たたき」など、多くの異名があります。

     鳥にその名はやや寒し石たたき    ( 也有 )


 また「神の鳥」として数多くの伝承もあり、長野県佐久地方では「火の神」の使いとも言われているそうです。
今年最後の「火の神」のお世話になりました。 

 工房の近くの土を水簸せずに、そのまま焼成すると黒い石爆(いしはぜ)が出ました。
この土は鉄分が多く、その塊りかも知れない。

  紅志野