檜葉文小皿

 花粉症の季節になりました。
杉と聞いただけで花や眼がムズムズする人がいるのではないでしょうか。
       
 このヒバの木は工房の西側の道、約50mほど続いています。
ビバの別称は「アスナロ(明日檜・翌檜」。その由来は「明日はヒノキになろう」という思いが込められています。

 時には、ヒバの木の近くに哀れ深い声とともに雉の親子が現れます。
     


     とりちらす檜(くれ)木の中や雉の声   ( 惟然 )

       (注)この句では「檜(くれ)」と詠ましています。
         「榑木(くれき)」とは、ヒノキやサワラなどから作った板材です。         「雉」は春の季語です。


   径:10.0cm