先日「没後400年古田織部展」を見ました。見学者が多く、織部の人気は、今も変わらないようです。
私が写した「黒織部菊文茶碗」(桃山〜江戸時代)は展示されていませんでした。
粘土は(白土+赤土+珪砂6号+風化蛙目)です。特に釉掛けに気を使いました。鬼板で絵付けし、三角窓状に黒織部釉を掛け、口縁中心に透明釉を掛けました。
焼成は北大路魯山人が使用した登り窯(今も使用されています)で焼成してもらいました。
ざれ絵かく茶碗つくりや春の風 ( 夏目成美 )
(注)夏目成美(1749-1817)は、江戸時代後期の俳人。