茨城県に人気のある「ひまわり畑」が3つあります。
その1つ、那珂市の「那珂総合公園」の周辺にある「ひまわり畑」に行って来ました。
見ごろとしては、少し早かったのですが、約4haの畑に約25万本のひまわりが咲いていました。
人家と道路を取り囲むように広がる「ひまわり畑」。
その隣りには、豊かに実った稲穂が続いています。
詩人で童謡作家の北原白秋は
『向日葵のゆさりともせぬ重たさよ』と
ゆさりともしないで堂々と立っている向日葵の逞しさを詠んでいます。
(注)「ゆさり」は「ゆさゆさ」と同じ擬態語
「ひまわり」は、16世紀にアメリカで発見され、ヨーロッパで拡がり、その後、中国を経て江戸時代に渡来しました。
当時は「丈菊」と呼ばれていました。「丈菊」とは茎の長さが一丈(1.8m)くらいあるので名づけられたようです。 しかし、大きくて下品な花だとして、今のように人気がなかったようです。
漢名では「向日葵」と書き「コウジツキ」と読んでいました。そして元禄時代頃に「ひまわり」の名が広まったと考えられています。
「ひまわり」の名の語源は「日廻り」で太陽を追って廻ると信じていたことによるそうです。別名も多くあります。
外側の大きな黄色い花びらは舌状花。種を付けない花びらで、虫を引きつけるためです。中心の部分は管状花と呼ばれ、1ケ月かかって、外側から中心に向かって咲きます。管状花は1輪で500~3000個以上集まって出来ており受粉して種をつけます。
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わざわざに蝶も来て舞ふ夏花哉
一茶 『文化句帖』
陶板
孫が陶芸用のクレヨンで、
ひまわりの絵を描いてくれました。
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