猪口


 
 家の近くの鐡神社の境内では、八重咲きの梅の花が咲いています。
訪れた時、盛りは少し過ぎていましたが、まだ美しい薄紅色を観ることができました。


  はなみちてうす紅梅となりにけり  ( 暁台 ) (『暁台句集』)


 猪口の読み方は「ちょく」が転じて「ちょこ」となりました。
今は「ちょこ」という人が多いように思いますが、
江戸時代には両方の読み方があったようです。
 蕎麦猪口の絵柄は、数万種を超えると言われています。
その中で圧倒的に多いのが植物文様です。


 蕎麦猪口(古代呉須を使用)