2016-06-06 イッチン 「イッチン」とは、江戸時代から陶器の文様(表面を立体的に装飾する方法)を描く用具の一つであり、 初めは染物(一珍糊)で使用されていました。 言葉の由来は、古九谷の下絵付けしていたとされる久隅守景の雅号「一陳斎」から出たとも言われています。 (*)久隅守景(生没年不詳)は江戸時代前期の狩野派の絵師 ゆうだちや洗い分けたる土の色 ( 其角 ) ( 『其角発句集』 ) 口径:8.3cm・高さ:7.6cm