梅雨明け後は、ほぼ毎日、熱中症警戒アラートが発せられています。私は夜型人間ですが、この酷暑で朝の散歩の時間を早めました。でも9時前には、30度を超える暑さとなります。
一部の地域では、40度を超えたという報道もあります。この猛暑は、人だけではなく、生き物すべてにとっても警戒すべき気温と言えます。
朝のアスファルト道路は冷たいのでしょうか、ドバトがよく座っています。
キジバトは、冷たい水を美味しそうに・・
大きく成長したムクドリの幼鳥も・・
ハクセキレイも一緒に・・
この位置からは飲めない・・戸惑うヒヨドリの幼鳥。
やはり一番涼しいのは、水の中です。気持よさそうに泳いでいるのは、オイカワの幼魚たちでしょうか。
堰の激しい流れに負けず頑張る小魚の群れ。
魚が横一列に並んで泳ぐのは、魚の体にある側線という器官によって、水の流れや水圧の変化を敏感に察知して、仲間との距離と速度を一定に保ちながら、互いにぶつからないで泳ぐそうです。
このように泳ぐ小魚を見ていると、昭和生まれの私にとっては、家の近くの小川で、堰を作って小魚を追い込んだり獲ったりして、暑い夏を過ごした記憶が蘇ります。
今は自由に「川遊び」ができる環境も少なくなって来ています
*
眼だけを出して涼しさを満喫しているのは「ウシガエル」
梅花藻の揺れる清流では・・
大の字になっていウシガエル。ボーボーと低い鳴き声は、川面から吹き上げる涼風がかき消されるようです。
*
遊歩道の傍の木陰から飛び出し、手摺りに止まった茶色い鳥。この場所では見かけない鳥です。
川辺を見るともう一羽います。幼鳥のようです。
眼に特徴があり、直ぐに分かりました。「ガビチョウ(画眉鳥)」です。採餌をしていたかと思いきや、水浴びを始めました。
人声のする生活道の近くで、ガビチョウの水浴びを見るのは始めてです。
しばらくすると、そこへ親鳥が・・
夏の時期、野鳥は暑さを避けて木陰にいますが、水浴びや水を飲むために、川辺に姿を現します。川沿いの散歩は、日頃、出会いの少ない野鳥が見られるよい機会でもあります。
*
*