一輪挿(1)粉引

      
      散歩中に出逢った秋の草花です。

 芭蕉の「笈日記」の中に「 草いろいろおのおの花の手柄かな 」という句がありますが、小さいが立派な花を咲かせている姿は美しいです。
 俳句では「草の花」は、秋の季語です。春は「木の花」が季語ですので、この句の花は、秋の草花でしょう。


     名もない草のいちはやく咲いてむらさき  ( 山頭火 )   (『定本種田山頭火句集』)

高さ:15.8cm