黒須田川のブロック壁の隙間から自生した「芙蓉の木」には、まだ散らずに種子が残っています。
芙蓉の種子
散歩中に、この芙蓉の木に鳥が群れを成して飛んで来るのに出遭いました。鳥たちは枝に止まるなり、枝から枝へ目まぐるしく動いて種を食べ始めました。
最初はシジュウカラかと思っていましたが・・
黒須田川では、初めて見る小鳥でした。
よく見ると、ぬいぐるみのように可愛い小鳥です。
「エナガ」でした。
「エナガ」は、尾が長く、長い柄杓に似ていることから「柄長」という名が付きました。江戸時代には「柄長柄杓(えながひしゃく)」と呼ばれていたそうです。
エナガは、日本で最も小さい鳥の1つで、嘴も7mmほどです。
主に小昆虫や昆虫の卵などを食べますが、茎の皮をはがして、その中の虫を食べたり樹液を吸ったりします。
エナガは、精巧な巣を来るので「巧婦鳥(たくみどり)」という異名があるそうです。
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鳥の巣の鬼門に日枝をもちにけり
一茶『文政句帖』
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