カワセミを撮る(2)

 11月30日は「カメラの日」と言われています。

 この「カメラ日」は、1977年(昭和52年)に、世界初の自動焦点(オートフォーカス)カメラが発売された日を記念して設けられました。

 フォーカスのオート化によって、これまでのシャッタースピード、絞り、ISO(感度)などを設定する面倒から解放され、簡単に撮影できるようになったことは、カメラを扱ったことのない子供や女性、そして中高年にも普及し、写真の魅力が広まったのではないでしょうか。

 これまでのマニュアル撮影には、表現したい意図に併せた写真が撮れる良さがあります。私は小さな花や虫などはマニュアルを使い、野鳥など動きの速い撮影にはオートを活用しています。

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 これまでに撮り溜めた黒須田川のカワセミの採食の姿を紹介します。

 黒須田川は、カワセミの好きな餌の種類が豊富なため、毎日飛来します。人影には恐れ、直ぐに木陰に隠れたりしますが、空腹になると水場に現れます。

 撮影したカワセミは、ほとんどオートで撮影しました。

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 水鳥よぷいぷい何が気にいらぬ

       一茶『七番日記』

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 現在、写真撮影には、ほとんどの人がスマホのカメラを使用するのではないでしょうか。

 スマホの普及によって、誰でもカメラの専門知識がなくても自由に好きな風景や人物、物などを手軽に撮ることが出来ます。撮った写真もミスがなく美しく撮ることが出来、そして簡単にインターネットで紹介することも出来ます。写真文化にも新たな表現が生れて来ているように思います。

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 最近は、黒須田川のカワセミを撮るために、愛鳥家たちが望遠レンズを抱えて訪れるようになりました。

 自然の中で見るカワセミは美しい鳥です。しかし川には飲料のアルミ缶などが多く捨てられています。美しいカワセミが住む環境としては好ましいとは思えません。

 都会の中で逞しく生きるカワセミのためにも・・いい環境を。

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