美しきものは、常久に、 可惜身なりや、翡翠の かいまみ許さぬ花のすがた、 照斑あをき冠毛や、 瑠璃色背にながれて、 さながら水曲の水脈にまがひ、 はた長嘴の爪紅は、 零露を綴るにふさひたりな。 『薄田泣菫詩集』新潮社文庫より 薄田泣菫(1877-1945)…
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