ユリノキ

 今日は「大寒」です。
暦では、本格的な寒さがくるはずが、
風もなく暖かい日でした。

 いつも歩く散歩道。
1ケ月前までは
こんなに美しい紅葉でした。

 今は、すっかりと葉も落ちて
木々も眠りに入った冬景色です。

 見えなかった鳥の姿も良く見えます。

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 公園の高い樹木。
よく見ると花が咲いているように見えたり・・
枯葉が上を向いているようにも見えたり・・

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 枯葉のように見えたのは「花」でした。
葉が落ちて花だけが残っていたのです。

 この木の名前は「ユリノキ」です。
名前の由来は「百合に似た花の樹木」という
意味から来ています。
 英名では「チューリップツリー」と
呼ばれます。

 また別名として
葉の形から「半纏木(はんてんぼく)」
「奴凧の木」「軍配の木」など
と呼ばれています。

 花は、5〜6月頃、直径5〜6cmの
淡黄緑色に橙赤色の斑文がある花が咲きます。
 しかし木の高さは15m以上もあり
花は葉に隠れて見えづらいのです。

 そのために気づきませんでした。
今年は、ぜひ花を見たいと思います。

 手前にある茶色をした丸いものは、
街路樹の「アメリカンフー」の実です。


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かるるなら斯かれよとて立木哉  一茶(『文政句帖』)

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工房近くの土で焼しめた「ぐい飲み」です。
ややざらついた感触ですが、鉄分が
ほんのりとした赤味となりました。

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