芙蓉の花

 

f:id:kanamankun:20191003194019j:plain

 黒須田川の遊歩道には、夏の花の中でも大きな花の一つ「芙蓉」の花が自生しています。 

f:id:kanamankun:20191003194052j:plain

 石垣の隙間から生える、その生命力の凄さ。

f:id:kanamankun:20191005170105j:plain

「芙蓉」という言葉は、中国では「蓮の花」のことを言っており、それと区別する為に「木芙蓉」とも呼ばれています。 

f:id:kanamankun:20191003194126j:plain

  昔から美しい人のたとえに用いられています。

 また富士山の雅称として「芙蓉峰」と呼んだりします。

f:id:kanamankun:20191004155755j:plain

 よく似た花に、近縁種の「ムクゲ」があります。

 その違いを見ると「芙蓉」は、花弁が椀状で、雌しべの先が上向きに曲がっています。「木槿」は5弁で、雌しべが真っすぐ伸びています(写真参照)

 また葉の形も「芙蓉」は掌状で大きく、「木槿」は楕円形で小さく尖っていますので、簡単に見分けることが出来ます。f:id:kanamankun:20191005170144j:plain      f:id:kanamankun:20191024093438j:plain
  * 

 朝咲いて夕方にしぼむ「一日花」ですが、暑い日も、長期間にわたって次から次に花を咲かせています。   

f:id:kanamankun:20191005170228j:plain

   *   

 咲仕廻忘れて居るか花木槿

      一茶 『七番日記』

  もう「芒」が・・・「芙蓉」の近くまで追いかけて来ています。

f:id:kanamankun:20191003194154j:plain

f:id:kanamankun:20191004155849j:plain

   *

f:id:kanamankun:20191004155921j:plain

 瓢形耳付花入(ピンク御影)

   口径:8.4cm・高さ:21.1cm

     高台径:8.8cm・重さ:1480g

     *

     *