桜は開花。
木々も芽吹き、春めいてきました。
道端の「タチツボスミレ(立壷菫)」も、その仲間入りです。
竹藪で枯葉を押し上げていたのは・・・
「筍」です。
笋のうんぷてんぷの出所哉
一茶 (『七番日記』)
「筍」は、成長が速く10日間ほどで「竹」になります。
「たけのこ」の記述は『古事記』にも見られ、古くから食べられていたようです。
日本には、現在、約150種あると言われています。その中で食用されているのは、孟宗竹、淡竹、真竹など数種類です。
江戸時代には、筍は珍重され、料理本に紹介されるなど、いろいろな料理法で食べていたようです。
「たけのこ」を漢字では「筍」「竹の子」と書きますが、その違いは「筍」は、食用の意味で、「竹の子」は、植物としての意味合いで使われています。
また「笋」という字も使ったりします。
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笋にへだてられけり草の花 一茶
(『七番日記』)
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先日の「登り窯まつり」の登り窯の「捨て間」です。
たっぷりと木灰を被って若竹色になりました。
高さ:24.3cm
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